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入社3年目で訪れた転機。夢だった海外勤務の道へ。勤続10年で“仕事にワクワクする気持ち”を絶やさない働き方

入社3年目で訪れた転機。夢だった海外勤務の道へ。勤続10年で“仕事にワクワクする気持ち”を絶やさない働き方

さまざまな大人の“はたらく”価値観に触れ、自分らしい仕事や働き方とは何か?のヒントを探る「はたらく大人図鑑」シリーズ。今回は、大学を卒業後、アイリスオーヤマ株式会社に入社し、勤続10年を迎えた中野悠輔さん。企業に勤めながら、「海外で仕事をしたい」という願いを自分の力で叶え、現在はオランダでヨーロッパにおけるeコマース事業の統括を担当されています。中野さんに訪れたキャリア人生の転機、夢を実現に近づけるための行動力についてお伺いしました。

将来のキャリアについて考え始めた大学3年生の春。“海外で働く”ことを意識し始める

今、どんなお仕事をされていますか?

:「アイリスオーヤマ」のeコマース事業において、ヨーロッパを統括する仕事をしています。

ヨーロッパエリアにおけるeリテーラー(※注1)、もしくは、直接的に生活者への商品の販売と商品企画を行い、会社の戦略事業であるeコマース事業の発展に力を注いでいます。

注1:eコマース事業において商品を扱う小売り業者

大学をご卒業後、どういった経緯で現在のお仕事に就かれたんですか?

大学を卒業後、アイリスオーヤマ株式会社に入社し、現在勤続10年が経ちました。

就職したての頃は東京で営業活動をし、その後、本社でのマーケティング業務や商品開発の経験を経て、駐在員としてオランダへ赴任しました。

オランダではどういったお仕事を担当されていたんですか?

:オランダでは、マーケティングマネージャーとして、ヨーロッパ市場向けの商品企画の立案と商品の立ち上げを行いました。

また、第1回目駐在の最後の1年間は、ヴァイスプレジデント(※注2)と新社長であるオランダ人の経営サポートと、成長事業であったeコマースの立ち上げを行いました。

昨年、一度日本に帰国し、グローバル経営企画部にて、海外事業会社の経営戦略の立案と実行に1年間携わりました。

現在は、第2回目の駐在として、再度、オランダ子会社にて、グローバルの戦略事業であるeコマースの仕事に力を注いでいます

注2:企業の代表者であるプレジデントを補佐、または代理する役員の名称

中野さんはどういった学生生活を過ごされていましたか?

学生時代は、マーケティングとサービスマネジメントに興味があったので、それらが実学的に学べるゼミに所属していました。

そこでは、マーケティングとサービスマネジメントの視点から、地域の問題を解決するという公益プロジェクトに携わっていました。

どういったプロジェクトですか?

:地元の商店街で行われる観光イベントの、来場者の満足度を上げる企画運営などに時間を注いでいました。

地域の行政や商店街の方々、地元企業の皆さんと一緒になって進める活動は、座学では学べないことばかりで、とても充実した学生生活でした。

将来のキャリアについて考え出したのはいつ頃でしたか?

大学3年生の4月に将来のキャリアを考え始めました

何かきっかけはあったんでしょうか?

:4月ということもあり、ゼミの先輩たちが企業から内定を取り始めた頃だったんです。

先輩の話を聞いているうちに、「“働く”ってどういう意味を持つことなのか」と自分なりに考え始めたことが、将来のキャリアを構想するきっかけでした。

“働く”ことについて、どのようなお考えを持つようになったんですか?

:それまでは、会社勤めでひたすら働き、給与をもらって生活するという、何の特色もない考えしかありませんでした。

ですが、働くことを通して自分の夢を実現したり、生き甲斐を求めたり、“働くこと自体を楽しんで生きる人生”があって良いんだと思い始めたんです。

そこで、もともと海外に興味があったことから、将来海外に関わる仕事をしたいと思うようになりました。

なぜ海外への興味がおありだったんでしょうか?

:一度きりの人生なので、日本だけで働いて一生を終わりたくないという気持ちがあったんです。

それに加え、新しいことへのチャレンジや、異文化との触れ合いが好きだったことが理由ですね。

入社3年目で訪れた転機。「会社を辞める」という覚悟から一転、海外勤務の道へ

入社当時は、何か悩みはお持ちでしたか?

:海外で働くことに非常に興味があったので、このまま今の会社にいて、本当に海外勤務をすることができるのか、葛藤を抱きながら仕事をしていました。

チャンスがないのであれば、正直、会社を辞めるという覚悟もありました

そういった覚悟を持ちながら、海外勤務を叶えた転機はいつだったんでしょうか?

:入社3年目で、本社勤務を命じられ、マーケティングの事業部長のアシスタントとして勤務をしたときですね。

何があったんでしょうか?

:年末に、次期社長候補であった海外事業の取締役との面談があったんです。

その時、突然英語面接が始まり、「海外で働きたいと聞いているがなぜなのか」、「海外で何がしたいのか」を聞かれました

必死に「海外で働きたいこと、海外でマーケティングの仕事がしたいこと」についての想いを伝えました。

その面談がきっかけで、海外で働くことを叶えられたんですね。

:そうですね。すぐにお返事をいただくことはできませんでしたが、その後、海外駐在の方向で人事を考えたいという返事をいただくことができました。

念願だった、海外で働くということが実現に近づいた転機だったと思います。

ワクワクする気持ちを保つため、新しいステージに常にチャレンジ

中野さんが“はたらく”ことを楽しむために大切なことは何だと思われますか?

:常に新しいステージにチャレンジできる環境を作ることです。

日常の中に変化があり、新しいビジネスの可能性を見出せることが、自分の中で高いモチベーションになっているんです。

そのおかげで、仕事を通じ、将来に対してワクワクした気持ちを持つことができます。

今現在もワクワクされているんですか?

:はい。ヨーロッパで2拠点目となるフランス工場が今年オープンし、ヨーロッパのビジネスを大きく拡大する可能性が広がっていることで、ワクワクしながら仕事をしていますよ。

中野さんが楽しく働くために心がけていることはありますか?

:常に新しい経験を求め、未知のものに興味を持ち、自分の仕事の範囲を飛び越えるということを心がけています。

新しいことにチャレンジしようとすると、既存の手順やルールがないため、必然的に仕事の範囲を越えていくことが必要になると、私は思っています。

なるほど。既存の枠に捉われないということですね。

:はい。そうすることで経験が増え、自分自身も成長できますし、良いものが生み出せれば、自分も会社も、またお客さんにとっても良い結果となります。

自分の仕事の範囲を限定しないことが、“はたらく”を楽しむことに繋がると思います。

仕事の範囲を限定せず、どんどん挑戦していくことで、辛いことなどはないんでしょうか?

:しいてデメリットを上げるなら、仕事量が増えることでしょうか…(笑)

しかし、それをどう乗りこなすかもチャレンジのうちかなと思っているので、楽しめていますね。

中野さんにとって、“はたらく”とはどういったことでしょうか?

中:人に満足される良い結果を出すことが、自分にとっては、“はたらく”ということなのかもしれません。

なので、良い結果が出ていないと働いている気もしませんし、人が満足してくれないと、何のためにやっているのかと思うこともあります。

“はたらく”ことに関するご自分のルールや、これだけは譲れないというような思い、信念などがあれば教えてください。

:商売上、お客さんの残念な顔を見たくない、という強い気持ちがあるんです。

そのため、基本は“イエスマン”であるべきだと思っています。

しかし、もちろん状況によってはイエスと言えない場面も多々あります。

そういった場合に、「どうすればお互いにイエスという状況を作れるのか」、「お互いのゴールに向けて、どの条件がイエスになるのか」、ということを考えて行動を起こすことが、仕事をしている上での自分の1つのルールですね。

“はたらく”を楽しもうとしている方へのメッセージをお願いします。

:自分のキャリア人生を振り返ってみると、人に恵まれたことと、興味があるものに行動を起こすことが、良い方向に大きく作用しているんです。

具体的にはどういったことでしょうか?

:学生時代に、「英語が話せるようになりたい」と思っていたんです。

ある時、外国人が集まるバーで、ネイティブアクセントで英語をペラペラと話す若い日本人の女の子に出会いました。

「どうやってそんなに上手に英語が話せるようになったの?」と聞くと、「英語を話す国で生活したら、必ず話せるようになれるよ。むしろ行かないと難しいよ!」と言われたんです。「そうか!」と思い、その3ヵ月後にオーストラリアに語学留学に出かけました。

人との出会いを行動に結びつけたということですね。

:はい。もしその女の子に出会っていなかったら、今、こうして英語を話せるようにはなっていなかったでしょうし、海外で仕事をするチャンスも得られていなかったと思っています。

なので、興味があれば、その方向に行動を起こすこと。そしてその先に、やりたいことが見えてくるのではないかと思います。

中野さんはどのようにして自分のやりたいことを見つけられたんでしょうか?

:僕自身も、見つけたというより、自分の興味の方向を探って、進んでみたら、今ここにいるという感覚です。

興味がある方向に自分自身を進めることができれば、やりたいことや、自分の将来の道は自ずと見つかってくるものなのかもしれないなと思います。

中野 悠輔(なかの ゆうすけ)さん

European E-commerce Manager(IRIS OHYAMA EUROPE B.V./IRIS OHYAMA FRANCE SAS.)

中野 悠輔(なかの ゆうすけ)さん

大学を卒業後、2009年にアイリスオーヤマ株式会社に入社。本社でのマーケティング業務や商品開発の経験を経て、駐在員としてオランダへ赴任。ヨーロッパ市場向けの商品企画の立案と商品の立ち上を行う。現在は、グローバルの戦略事業であるeコマースの仕事に注力している。

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