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「楽(たの)しく稼ぐ」と「楽(らく)して稼ぐ」の違いとは?楽しくはたらくために心がけていること ~MEET CAMP 名古屋~

「楽(たの)しく稼ぐ」と「楽(らく)して稼ぐ」の違いとは?楽しくはたらくために心がけていること ~MEET CAMP 名古屋~

社会人ゲストの多様な仕事・はたらく価値観を深ぼりすることで、学生一人ひとりの視野を広げる「MEET CAMP」。第3回目は、“名古屋わかもの会議”創設者の水野翔太さん、名古屋に本社を置くエイチームからも子会社のエイチームブライズ代表取締役社長の大崎恵理子さんをお招きしました。水野さんと大崎さんの「はたらく価値観」に触れ、自分らしい仕事や、自分らしいはたらき方とは何か?のヒントを探りました。

 

「うちに来ない?」と声をかけられ、2週間で転職。決め手は“人の良さ”と“幸せの定義”。

 

【大崎】大崎恵理子です。エイチームブライズというブライダル関連の会社で社長をしています。今35歳で、社長になって6年目になります。

【水野】水野翔太と申します。24歳で、愛知県を拠点としているサッカーチームでチケット担当、お客さんにチームを好きになってもらう仕事をしています。

【モ】皆さん転職をされているんですが、なぜ転職を決めたのかお聞かせください。

【大崎】実家が経営していた飲食店を継ぐことも視野に入れ、まず飲食関係の会社に入りました。バーラウンジに配属されて2週間後くらいから、現在私が勤めているエイチームの社長が来るようになったんです。

そのうちに声をかけられて、「営業マンとしてうちの会社に来ませんか」とお誘いいただいたんです。その後、会社説明会に行くうちに「良い会社だな」と思い転職しました。

事業内容に興味があったというより、この人たちと一緒にはたらきたいと思えたのと、経営理念を好きになったのが決め手だったんですよ。

【裕】どんな理念ですか。

【大崎】「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」というのが理念ですが、“幸せ”というものを定義しているんです。それは、“みんなから必要とされる存在であること、金銭的に裕福であること、幸せにしたい人を幸せにできること”です。

私は商売人の娘なので、お金を稼ぐことの大変さや、消費者に必要とされるモノを作ることの重要性を小さな頃から感じてきました。

その理念にとても共感できたので、仕事内容や職種は関係なく、ただそれを一緒に叶えたいと思い転職しました。出会って、「この人の中身好きだな」って思うのは恋愛と一緒ですね。

【水野】僕は就活時、学生時代にやっていた「名古屋わかもの会議」の活動を見た商社の方に声をかけてもらい、内定をいただきました。

そして入社して1年目の夏、学生時代に今勤めいてるサッカーチームと一緒に企画を作った時の担当者から声をかけてもらい、10カ月で転職しました。

愛知県を拠点にしているサッカーチームなので、わかもの会議をやっていた時と同じく「地域を盛り上げる力になりたい」という想いを実現できると感じたんです。

【モ】大崎さんは一度、今の会社を辞められているんですよね。

【大崎】母が亡くなった時、会社の経営状態を整理していたらかなりの借金があったので、母の会社を閉じるため、一旦会社を辞めました。

2年後に会社整理も終わり、他の会社への就職を考えている時、エイチームが東京の展開を強化したいというタイミングで声をかけていただき、戻ったんです。それはやっぱり人が良かったからなんですよね。

【モ】普段から意識しているはたらき方はありますか?

【大崎】最初に勤めていた飲食店では、常連さんのオーダーの仕方などは覚えていました。例えば、うちの代表はお酒が強いんですが、良いワインってグラスに少ししか入れないのですぐに飲み終わってしまうんです。

なので、「2杯分払うから一度にたくさん入れてくれ」って言う人だったんですよ。

だから「今日は2杯分でお入れしますか?」って聞いてみたり、社員さんと来ている時は丁寧に返答したりということはしていました。

こういった経験がベースにあり、期待以上の価値提供が何かできないかというのはいつも考えています

 

「世の中に貢献でき、自分が必要とされること」が、はたらくやりがいを作る

 

【裕】今、はたらくことは楽しいですか?

 

【水野】大学時代からずっと、名古屋のアイドルグループの運営もやっているんですが、「自分でもグループを立ち上げたい」と、自ら新しいグループを作ったんですよ。

そこで歌詞を書いたり、衣装のデザインをしたり、自分がやりたかったことをやっています。

自分の財産にもなるし、もしかしたら会社での仕事にも繋がるかもしれないということに意義を感じますね。

【裕】パラレルワーカーって、仕事のオファーをもらえないと成立しないので、普通はできないんですよ。

みんな「僕もやりたいです」と言うけれど、力をつけることが優先

さらに、力をつけ続けないとオファーも続かないので、マーケットのニーズを掴み、それに合わせて自分を変化させるために、常に努力する必要があります。

そういう時代だからこそ、個人の力が必要なんだということを知ってほしいです。

水野さんは、どういう価値観ではたらいていますか?

【水野】お金ではないですね。

名古屋に少しでも貢献している感覚が自分の中にあることが、仕事においての重要な価値観になっていますし、それがある限りはこのチームにいたいなと思います。

【大崎】似ているかもしれませんが、自分がやっている仕事がちゃんと世の中に貢献でき、必要とされる存在になるということが大きいです。

【裕】若い世代についてどう思いますか?

【大崎】若い世代の子は、人生の幸せにおいて“家族”に重きを置いているんだなと感じることがあります。

私たちの時代だと、「お金を稼ぎたい」「有名になりたい」というような人が多かったんですが、今はどちらかというと、プライベートを大事にできる会社に行きたがる子が多と感じます。

その価値観の中で「仕事も好きだから頑張る」というスタンスなのかなと思います。

【裕】世代間の違いはあるので良い悪いではないですが、社会で使うのは“主体性”と“創造する力”なんです

今の若い人は検索世代で、わからないと何でも先輩や上司に聞いてしまい、自分で考える習慣がないと思います。

昔は自分で考えるから新規事業が生まれてきたんですよね。

【モ】どうすればこだわりを持てるようなものに出会えると思いますか?

【水野】自分で考えて自分で動くことが一番ですね。

待っているだけでもさまざまな情報が流れてくる時代だからこそ、必要な情報を自分から取りに行って、どう活用するかということが、今自分たちに求められているし、就活も一緒だと思います。

【大崎】何がゴールかわからないから、チャンスだなって思ったときに動く勇気というのは大事ですね。

今自分は何をやりたいのかが見えない時もあるんですが、そういう時は目の前にあることを一生懸命やって、絶対にやりきるというのは心がけています

そうするとそこから見えてくるものがあるし、チャンスも来るし、自分の好き嫌いもわかりますから。

 

「楽しいな」と思えることがしたいだけ。仕事もプライベートも“楽しい優先”

 

【学生】社長になってからはどのような部分が大変でしたか?

【大崎】社員の心のケアやメンバーの統率を取ること、“何のためにはたらいているのか”という想いやベクトルを揃えていくこと、つまり“人”の部分が一番大変でした。

失敗を繰り返しながらも、人の難しさということを学びつつ、結局人が会社を作っているんだなということを痛感しましたね。

【裕】一度失敗している人は、同じ過ち犯さないように考えて動いたり、失敗する匂いを嗅ぎつける能力を身に付けたりしているから、市場価値が上がりますよね。そのため転職市場でも、過去に失敗経験がある人が企業から求められることはよくあります。

でも、学生の価値観は逆で「失敗したくない」んですよね。

社会人にとっては、失敗することはとても大きな財産になるんです。

 

【学生】楽をして稼いで安定した生活がしたいんですが、皆さんのモチベーションってどこから来ているんですか?

【裕】楽をしてはたらきたいという気持ちもよくわかります。

でも私は、例えば宝くじで10億円当たっても、恐らく同じはたらき方をするし、そのお金を使ってもっと仕事をスケールさせることをするかもしれない。

そういうことが、はたらく世界にはあるんだというメッセージを送りたいです。

【大崎】ある会社の社長が面白くて「楽をしてお金稼げたら良いけど、それじゃモテないよね」って言うんです。なるほどなって思いました(笑)

私は結婚してから、夫と過ごすプライベートな時間もすごく大切だなと思うことが増えたんです。今までは、ほとんどの時間を仕事に費やしても全く苦ではなくて、今もあまり変わってはいないんですが(笑)

でも、別に苦しい思いをしたいわけではなくて、自分が「楽しいな」と思えることがしたいだけなんですよね。

「楽しいと思うことをして稼ぎたい」っていうことです。

だから、嫌な思いをして稼ぎたくはないし、自分の楽しいなと思うことが、例えば楽をすることとイコールだとしたら楽をするかもしれないです。

【水野】やりたいことをやったり、情報が広がったり、人の繋がりが増えたりといった部分があるので全然しんどくないし、楽しいです。

あと、まだ2年目なので好きなことができるんです。

予算などは上の人たちが考えてくれることで、僕自身は身軽に動けるのでそんなにしんどくはないですね。でもどんな仕事でも、生きていくためには働かなければいけないので、嫌なことはつきものですよね。

 

【学生】今までエイチームで働いてこられて、仲間は好きだけれどこの仕事はしたくないと思うことはありましたか?

【大崎】なかったです。

でも例えば「会社の理念もはたらく人も好き」でも、仕事内容が公序良俗に反するものだったら、その仕事はしないですよね。そういう意味で、仕事の内容はしっかり見たほうが良いです。

あとは採用する側からすると、「この子はどのくらいうちの会社に貢献してくれるのかな」と思って採用するので、“好き”ということだけではなく “自分がこの会社でしっかり活躍できるかどうか”は考えてみると良いですね。

【裕】同じ“楽しい”でも、その中身はみんな違いますから、自分の中の“楽しい”と思う要因を掴んだ方が良いですね。

 

【学生】人に与える影響力や自分の発言力をどうやって身に付けましたか?

【水野】SNSでも、自分の言葉を見た人にどう捉えられるかということを常に考えながら、言葉というものを大事にして発信しています。発信する側は、言葉に対する責任を常に持つこと必要だと思いますね。

【大崎】今のお話と同じかもしれないですね。

自分がしっかりと“何を伝えたくてどう受け止められたいか”ということに責任を持って、話をするように気をつけています

【裕】自信を持って発信すればそれが発信力につながりますし、真意を伝えるためには、自分に自信を持つためのエビデンスを作るしかないかなと思います。

【モ】最後に、これから社会に出ていく皆さんにエールをお願いします。

【水野】はたらく時間って人生で大部分を占める時間なので、自分がやりたいこと、あるいは自分の価値観を広げられるような仕事ができると、自分自身をさらにレベルアップさせていくことにつながるのではないかと思います。

【大崎】皆さんがこれから就職をしたら、お金=お給料を貰って勉強することが多くなります。会社側は「将来この子が活躍したら会社がきっと強くなる」と考えて、皆さんに投資をするんです。

ですから、20代で初任給で貰った給与を10倍、100倍超えるぐらいの結果を出してもらえると嬉しいなと思います。

たくさん勉強してたくさん吸収して、たくさん貢献してほしいですね。

【モ】裕さん、最後に一言お願いします。

【裕】今日、どう思ったかではなくて、何の要素を自分に落とし込むか、自分の考えをどのように転換するか、この作業をこの後やってほしいと思います。

知識があると人柄が変わってきますので、その要素をたくさんポケットに詰め込むという作業を意識的にやるだけで皆さん絶対に変わります。ぜひ視野を広げてください。

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