CAMPセミナー@名古屋「古い就活を捨て、正しい準備を。」

今年3月、名古屋でCAMPセミナーを開催いたしました。セミナーのテーマは「正しい就活を知り、日々の行動を変えるきっかけをつかむこと」。集まってくださった約40名の学生に、CAMPキャプテンそして「はたらクリエイティブディレクター」の佐藤裕が、エールを送りました。本レポートでは、セミナーの内容を会場の興奮そのままにお届けいたします。

「3年以内に約30%が辞めるという事実」
この国では就活を迎えるまで、自分のキャリアと向き合う機会がほとんどありません。そのため人生を左右する重大な決断を、極めて短い時間ですることになる。しかも学生の多くは使い古された就活ノウハウを信じきっている・・・。その結果、3年間で約30%の人が会社を辞め、約80%の新入社員が就活に後悔があると嘆くのです。夢を追いかけて入社したはずなのに、なぜこんなことが起こるのか・・・。就活失敗という悲劇をなくし、みなさんのキャリアをより良いものに。今日は、そのための話をしに来ました。

「常識を疑う視野の広さを」
まず、あなたを形づくる「常識」を疑ってください。たとえば「一部上場企業は素晴らしい」という価値観。本当にそうなのか?みなさんの常識は、これまでの20年あまりの経験と家族や友人など周囲の影響、さまざまなメディアの情報によって出来ています。これらは、物事の1側面しか映していない場合も多々あるのに、多くの学生が「自分の常識」だけで意思決定をしている。これはとても危険です。
また、「自己分析」はバブル期に確立された手法で、今の時代に適切ではありません。当時は、会社が潰れることもほとんどなく、入社したら定年まで勤め上げることが既定路線でした。未来がある程度予測できたんですね。だから、過去と今の自分を未来に当てはめる方法が有効だった。でも、時代は変わりました。倒産も買収も普通で、転職も当たり前。未来が予測不可能だからこそ、過去と未来をつなげることが非常に難しくなっています。そんな時代遅れのノウハウが、依然として常識になっています。だからうまくいかず、3年で辞めてしまう。「そんなの常識じゃん」という思い込みを捨てる。それが正しい就活準備の第一歩です。

「憧れを捨てよ」
もし、あなたが今の段階で「こんな仕事がしたい」「こんな会社で働きたい」と思っているなら、それも一度疑うべきです。憧れではなく、マーケットの未来を把握する正しい業界研究が必要です。たとえばテクノロジーの進化。AI(人工知能)の進化がこのまま続くと、近い将来、49%の仕事が機械やロボットに置き換わるといわれています。その他にも超高齢化社会やグローバル化など、これまでのビジネスの前提が予測できないほどに大きく変わる要因がたくさんある。みなさんが生きるのはそんな時代です。憧れは、決して悪い事ではありませんが、マーケットの未来を把握していないと、やばいです。「学生憧れの業界」が実はいちばん危ない、なんてことはよくある話です。マーケットを予測して、「行きたい」場所に「行くべき」という視点を加える。これが非常に重要です。

「企業の目を養う」
話を少し変えます。ここに優秀な女子学生がいるとしましょう。見た目もいい。過去の経験から志望動機、将来展望まで完璧にいえる。留学経験もあってTOEICも高得点。採用する企業側からみれば「優秀だから採用しよう」となりますね。しかし採用してみると、それらがすべて就活用の人物像だと分かった。能力が足りない。活躍しない。ミスマッチ、ドロップアウト・・・。こういうことが起きることを知っているから、企業は学生の化けの皮をはがしたいのです。
学生は自分の長所を必死にアピールしますが、企業はその裏にある人柄、思考パターン、行動の再現性を見ようとする。つくられていない部分を見ようとする。そこに大きなズレがある。お笑いコンビのアンジャッシュのコントような掛け違いが就活のあちこちで起きています。面接官はどんな立場の人で、何を見極めるためのものなのか?正しい就活のためには、そうした企業の視点を持つことも重要です。

「今から動こう」
これまで2年半におよぶCAMPの活動を通じて、はたらくを楽しんでいるたくさんの人たちと出会いました。彼らに共通するのは、「一歩踏み出す瞬間が違う」ということ。みなさんは面白い映画を見たらどうしますか?余韻に浸る?一緒に行った人と感想を語る?彼らは違います。本を買ったり、どこかに入会したりする。刺激を受けたその場で動くのです。動いてはじめて価値がある。そのことを成功者たちは知っているのです。なんでもいいです。このセミナーを受けて刺激があった方は、その刺激を行動にまで落としてほしい。このセミナーが正しいキャリアデザインの第一歩になれるのなら、これほど嬉しいことはありません。